2021年 J1 第11節 名古屋グランパス v ガンバ大阪 レビュー

2021年4月22日(日)19:30キックオフのJ1 第11節 名古屋グランパス v ガンバ大阪のレビューです。

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4-2-3-1と4-4-2の対戦となった今節を見ていきます。

ガンバのオフェンス

自陣のビルドアップ

前半は相手の陣地でボールを持つ時間も多くありました。 チャンスを作れていた場面では、

ペナルティエリアのポケットに対して昌子からロングボールを入れ、それを落としてシュートにいくことも多くありました。 全体のルールとしてここを狙っていくことを統一できていたように思えます。

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右SHに倉田、右SBに小野瀬を配置したことも、右サイドから圧倒していこうという意図があったように感じました。 また、ボールを保持していたタイミングではSHが中に絞り、SBが高い位置を取ることもルールとして根付いていました。

守備の崩壊

小野瀬を右SBに配置したことで攻撃はうまくいっていましたが、やはり本職ではないので守備では後手に回ることが多くありました。 今節は2失点しましたが、どちらもガンバから見て右サイドから攻略されました。

1点目は中盤付近で名古屋の相馬に小野瀬がかわされてしまい、そのままペナルティエリア横まで寄られます。 三浦が対応し遅らせようとしますが最終的にはクロスを上げられてしまいます。 三浦のスペースを埋めようとしますが、その結果大外にいた名古屋の山崎にボールが入ってしまい、冷静に押し込まれました。

2点目は中盤付近で名古屋の吉田が、縦に走る相馬へスルーパス。 そのままボックスエリア内へ侵入しカットインからシュート、パスの可能性もあったため対応が後手に回った部分もありますが、そのままゴールしました。

得点こそなかったものの、左サイドのマテウスも止めるのに苦労していました。 個々の力が上回る選手が現れたときにチームとしてどうやって対処していくか、今後の課題となりそうな気がします。

まとめ

3試合ぶりの失点、そしてまた無得点で終わりました。 今年守備だけは良かったので、7試合経過し初めてだった復数失点は引きずりそうな気もします。

そして決められず、守りきれず…試合を左右する結果となってしまった小野瀬は気持ち的に複雑かも知れません。 攻撃と守備のアップダウンを期待され先発したと思いますが、DF出身の自分として守りに関しては本職を入れたほうが良いんじゃないかと思います。